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0円ソーラーのからくりとは? 後悔しやすいデメリットと契約前の確認10項目|徳島の工務店が解説

0円ソーラーのからくりとは?後悔しやすいデメリットと契約前の確認10項目

「初期費用0円で太陽光発電」——そんな広告を見て、「0円のからくりは?」「あとで後悔しない?」と検索された方も多いと思います。

その感覚は、とても正しいです。

0円ソーラーは、仕組みを知れば怪しいものではありません。ただし、15年前後の長い契約を結ぶサービスなので、向いている家と向いていない家がはっきり分かれます。

ふうりんのお家では、0円ソーラーのひとつ「シェアでんき」をご案内しています。だからこそ、良いところだけでなく、注意点も正直にお伝えしたいと思い、この記事を書きました。

? この記事でわかること
  • 0円ソーラーが0円でできる理由
  • 「購入」「PPA」「リース」の違い
  • 0円ソーラーのデメリット・落とし穴7つ
  • 後悔しやすい3つのケース
  • 契約前に確認したい10のこと(チェックリスト)
  • 向いている家・向いていない家

結論から

  • 0円ソーラーは、事業者が設置費用を負担し、長い契約期間のなかで回収する仕組み。だから初期費用が0円になります
  • 大きく「PPA型(電気を買う)」と「リース型(設備を借りる)」の2種類があります
  • いちばんの注意点は契約期間の長さ。15年前後、途中でやめると解約費用がかかるのが一般的です
  • 昼間によく電気を使い、同じ家に長く住む予定のご家庭ほど向いています
  • 契約前に「家を売るとき」「屋根を直すとき」「蓄電池を付けたいとき」の扱いを必ず確認しましょう

0円ソーラーのからくり|なぜ初期費用0円でできるの?

太陽光発電を自分で買うと、パネル・パワーコンディショナー・工事費などで、まとまった費用がかかります。

0円ソーラーでは、その費用を事業者が先に負担します。そのかわり事業者は、長い契約期間のなかで少しずつ回収していきます。回収の方法はサービスによって違いますが、一般的には次のような形です。

  • PPA型:屋根でつくった電気を、住む人が使った分だけ買う。事業者はその電気代と、余った電気を売った収入で回収する
  • リース型:住む人が毎月定額のリース料を払う。事業者はそのリース料で回収する

つまり、「0円」なのは最初だけで、費用は契約期間を通して払っていくということです。ここを理解しておくと、「0円なのに大丈夫?」というモヤモヤはかなり晴れると思います。

POINT

0円ソーラーは「タダでもらえる」ではなく、「最初に払わず、長く使いながら払う」しくみ。住宅ローンと同じように、長い付き合いになる契約だと考えておくと判断を誤りません。

「購入」「PPA」「リース」の違い

自分で購入 PPA型
(シェアでんきなど)
リース型
初期費用 まとまった費用が必要 0円 0円
毎月の支払い なし
(ローンなら返済)
太陽光の電気を
使った分だけ
定額のリース料
余った電気の売電 自分の収入 契約中は事業者側
(終了後は自分)
自分の収入が多い
メンテナンス 自分で 契約中は事業者 契約中は事業者が多い
契約期間 なし 10〜20年程度
(シェアでんきは15年/20年)
10〜20年程度
自由度 高い 低め
(設計・機器は事業者)
中くらい
※一般的な傾向です。条件はサービスごとに異なります。表は横にスクロールできます。

ざっくり言うと、「お金を先に出せるなら購入」「初期費用と手間を抑えたいなら0円ソーラー」という関係です。

どちらが正解ということはありません。総額だけで比べると、自分で買ったほうが最終的な手元のお金は多くなるケースもあります。一方で、住宅ローンの借入額を増やさずに済む、15年間メンテナンスや故障の心配をしなくていい、という安心感は0円ソーラーならではです。

0円ソーラーのメリット

  • 初期費用が0円。住宅ローンの借入額を増やさずに太陽光を載せられる
  • 昼間の電気が割安になる。シェアでんきの場合、太陽光の電気は1kWhあたり22円〜30円(税込)
  • 電力会社から買う電気が減るので、再エネ賦課金も減る
  • 契約中のメンテナンス・故障対応は事業者が行う
  • 契約が終わると、設備が無償で自分のものになる(シェアでんきの場合)
  • 停電時、発電している日中は非常用電源として使える(シェアでんきは合計約1,500Wまで)

0円ソーラーのデメリット・落とし穴7つ

0円ソーラーのデメリット・落とし穴 7つ
1
契約期間が長い
シェアでんきは15年(20年の場合も)。住宅ローンと並んで続く契約です
2
途中解約には費用がかかる
転勤・売却・建て替えなどで途中でやめると、所定の解約費用が必要です
3
契約中は売電収入が入らない
PPA型では、余った電気の売電収入は契約期間中は事業者側。受け取れるのは契約終了後です
4
審査・条件がある
シェアでんきは新築・対象エリア・65歳未満などの条件と審査があります。パネルの量や配置も事業者が決めます
5
夜の停電には使えない
蓄電池がなければ、停電時に使えるのは発電している日中だけです
6
使えるようになるまで時間がかかる
国や電力会社への申請のため、シェアでんきは契約から稼働まで約9か月。引き渡しに間に合わないこともあります
7
譲渡されるのは「15年使った設備」
譲渡後のメンテナンスは自分で。機器によっては交換の時期が近づいていることもあります

少し補足します。

1と2(契約期間と解約)は、いちばん大事なところです。15年のあいだには、お子さんの進学や転勤、親御さんとの同居など、暮らしが大きく変わることもあります。「この家に長く住むつもりか」を、一度ご家族で話しておくと安心です。

7(譲渡後の設備)について。太陽光パネル自体は長く使えるものが多い一方で、電気を家庭用に変換するパワーコンディショナーは、一般に10〜15年ほどが交換の目安と言われています。譲渡後にかかりそうな費用も、頭の片隅に置いておきましょう。

また、シェアでんきの場合、事故や災害の補償はありますが、地震による建物の倒壊は補償の対象外とされています。

0円ソーラーで後悔しやすい3つのケース

デメリットを踏まえて、実際に「後悔した」という声が出やすいのは、次のようなケースです。

ケース1:契約期間中に家を手放すことになった

転勤や住み替え、家族の事情で、15年たたないうちに家を売ったり貸したりすることになるケースです。途中解約には所定の費用がかかるため、「0円のつもりが、最後にまとまった支払いが出てきた」と感じやすくなります。

ケース2:昼間ほとんど電気を使わない暮らしだった

PPA型の0円ソーラーは、昼間に使った太陽光の電気でメリットが出る仕組みです。共働きで平日の昼は誰もいない、というご家庭では、思ったほど電気代が変わらないことがあります。

ケース3:あとから蓄電池やパネルを増やしたくなった

契約中の設備の持ち主は事業者です。蓄電池を付けたい、パネルを増やしたいと思っても、自由には決められないことがあります。シェアでんきの場合も、申し込み条件に「蓄電設備を設置していないこと」があります。

どのケースも、契約の前に「この家で、どう暮らすか」を考えておけば防げるものです。新築の打ち合わせで0円ソーラーを提案されたときも、次のチェックリストを使って確認してみてください。

契約前に確認したい10のこと

ここからが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。0円ソーラーで「こんなはずじゃなかった」とならないために、契約書にサインする前に、次の10項目を確認してみてください。

契約前チェックリスト
スクリーンショットして、打ち合わせのときにお使いください
  • 電気の単価はいくらか。契約期間中に変わることはあるか
  • 電気代のほかに、毎月かかる定額の費用はあるか
  • 途中解約の費用は、何年目ならいくらくらいか
  • 家を売る・貸す・相続するとき、契約はどうなるか
  • 屋根の修理や塗装でパネルを外すとき、費用はどちらが持つか
  • あとから蓄電池やEV充電設備を付けられるか
  • 補償の範囲(地震・故障・雨漏りなど)はどこまでか
  • 契約終了後、売電先は自由に選べるか
  • 発電量が思ったより少なかったとき、どうなるか
  • サービス開始はいつ頃か。引き渡しに間に合うか

どれも、聞けばきちんと答えてもらえる内容です。逆に、ここをはっきり説明してくれない会社とは、契約を急がないほうが安心です。

ふうりんのお家でシェアでんきをご検討の方には、この10項目を一緒に確認しながら進めています。

0円ソーラーが向いている家・向いていない家

向いている家
  • これから新築する
  • 昼間も電気を使う(在宅ワーク・小さなお子さん など)
  • 同じ家に15年以上住むつもり
  • 住宅ローンの借入額を増やしたくない
  • メンテナンスの手間をかけたくない
ほかの方法も比べたい家
  • 昼間はほとんど家にいない
  • 数年以内に転勤・住み替えの可能性がある
  • 売電収入を最初から受け取りたい
  • パネルのメーカーや容量を自分で選びたい
  • 最初から蓄電池も一緒に付けたい

右側に当てはまる方は、0円ソーラーがダメというわけではありません。購入した場合と並べて比べてみるのがおすすめです。

徳島県の太陽光の補助金は、0円ソーラーでも使える?

徳島県や県内の市町村には、住宅用の太陽光発電に対する補助制度があります。県のホームページに、市町村ごとの制度がまとめられています。

→ 徳島県内市町村のクリーンエネルギー(住宅用太陽光発電システム等)導入に係る補助制度について|徳島県

ただし、こうした補助金は自分で設備を購入して設置する方を対象にしたものが多く、設備の持ち主が事業者になる0円ソーラーでは、使えるかどうかが制度ごとに違います。また、年度ごとに内容や受付期間が変わります。

「購入して補助金を使う」場合と「0円ソーラー」の場合を比べたいときは、お住まいの市町村の最新の要綱を確認しましょう。わからなければ、私たちも一緒に調べます。

ふうりんのお家での「シェアでんき」

ふうりんのお家では、新築される方に「シェアでんき」をご案内しています。仕組みや条件、導入までの流れは、こちらの記事にまとめました。

まとめ

  • 0円ソーラーのからくりは、「タダ」ではなく最初に払わず、長い契約期間のなかで払っていくしくみ
  • PPA型(使った電気を買う)とリース型(定額で借りる)がある
  • 最大の注意点は15年前後の契約期間と途中解約の費用
  • 契約前に10のチェック項目を確認すれば、「こんなはずじゃ」はかなり防げる
  • 新築・昼間に電気を使う・長く住むご家庭ほど向いている

よくある質問

Q 0円ソーラーやシェアでんき(シェア電気)は怪しくないですか?
A

仕組みそのものは怪しいものではありません。事業者は、長い契約期間のなかで電気代やリース料として費用を回収します。大切なのは運営会社の実績と、契約内容です。たとえばシェアでんきは2018年設立で、公式サイトでは契約申し込み数29,000件突破(2025年7月時点)とされています。

Q 0円ソーラーで後悔するのは、どんなケースですか?
A

多いのは、契約期間中に家を手放すことになり解約費用がかかった、昼間ほとんど電気を使わずメリットを感じにくかった、といったケースです。契約前に暮らし方と住む予定の年数を考えておくと防げます。

Q 購入と0円ソーラー、どちらが得ですか?
A

ご家庭によって変わります。総額だけで比べると購入のほうが有利になるケースもありますが、初期費用がかからない・契約中のメンテナンスが不要という点は0円ソーラーの強みです。両方の条件を並べて比べるのがおすすめです。

Q 契約期間が終わったら、どうなりますか?
A

シェアでんきの場合、15年(または20年)の契約が終わると、太陽光発電システム一式が無償で譲渡されます。それ以降は、余った電気の売電収入を受け取れるかわりに、メンテナンスはご自身で行うことになります。

Q 蓄電池も一緒に付けられますか?
A

サービスによって扱いが違います。シェアでんきは、申し込みの条件として「蓄電設備を設置していないこと」が挙げられています。蓄電池を同時に、またはあとから付けたい場合は、契約前に必ず確認してください。

ふうりんのお家 北島店店長 樫本若奈
北島店店長/2級建築士
樫本 若奈
担当者から一言

「0円って言われると、逆に不安になりますよね」。お客さまからよくいただく言葉ですし、私も最初はそう感じました。15年という長いお付き合いになるからこそ、良いところも気をつけたいところも、全部お伝えしたうえで選んでいただきたいと思っています。チェックリストを持って、気軽に聞きに来てください。

TOKUSHIMA / KITAJIMA
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※シェアでんきに関する内容は、シェアでんき公式サイト(https://share-denki.com/)および運営会社(株式会社シェアリングエネルギー)の公開情報の2026年9月時点の内容をもとにしています。PPA型・リース型の説明は一般的な傾向で、実際の条件はサービスや契約ごとに異なります。