ガルバリウムの家のメリットとデメリットについて解説します!
ガルバリウム鋼板を使用した家は、耐久性や耐震性に優れ、デザイン性も高いと注目を集めています。
しかし、一方でデメリットも存在するため、導入前にしっかりと理解しておくことが重要です。
本記事では、ガルバリウムの家のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
□ガルバリウムの家のメリット
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛を主原料とした金属製の外壁材です。
その特性から、以下のようなメリットがあります。
1:錆びにくく、長期間の耐久性を保つ
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の組み合わせにより、優れた耐食性を持っています。
特に亜鉛の犠牲防食作用により、塩害の多い海岸地域でも効果を発揮します。
また、適切なメンテナンスを行うことで、20〜30年もの長期間、耐久性を保つことができます。
2:軽量で耐震性が高い
ガルバリウム鋼板は薄くて軽量なため、建物への負担が少なく、優れた耐震性を実現します。
地震の多い日本では、この特性が大きなメリットとなります。
3:多彩なデザインが可能
無機質なイメージを持たれがちなガルバリウムですが、実際には様々なデザインが可能です。
スパン柄、積石柄、細石積柄など、建物の雰囲気に合わせて選択できます。
これにより、個性的で美しい外観を実現できます。
□ガルバリウムの家のデメリット
ガルバリウムの家には、以下のようなデメリットも存在します。
導入前に十分に理解し、対策を講じることが重要です。
1:熱を吸収しやすい
金属であるガルバリウムは、日射を浴びると表面温度が上昇しやすいという特性があります。
夏場は特に注意が必要です。
ただし、建物自体の断熱性能が高ければ、室内への影響は軽減できます。
また、遮熱塗装を施したガルバリウムを選択することも有効な対策の一つです。
2:傷つきやすく、サビが発生する可能性がある
ガルバリウムは傷つきやすいという特性があります。
メッキが剥げたり、傷が付いたりすると、雨水や外気に触れて赤サビが発生する可能性があります。
また、白サビと呼ばれる現象にも注意が必要です。
白サビは、表面のメッキに含まれる亜鉛が空気中のゴミや埃によって酸化することで発生する白い斑点です。
特に雨がかからない場所で発生しやすいため、定期的な水洗いが効果的な予防法となります。
□まとめ
ガルバリウムの家は、錆びにくく長期間の耐久性を保てること、軽量で耐震性が高いこと、多彩なデザインが可能であることなど、多くのメリットを持っています。
一方で、熱を吸収しやすいこと、傷つきやすくサビが発生する可能性があることなどのデメリットも存在します。
これらのメリットとデメリットを十分に理解し、適切な対策を講じることで、ガルバリウムの家の長所を最大限に活かすことができるでしょう。