皆さんは、オープン階段をご存じでしょうか。
この記事では、オープン階段がどのようなものか、そしてその魅力的なメリットを解説しています。
自宅のリノベーションを考えている方や、デザイン性の高い住空間を求める方はぜひ最後までご覧ください。

 

□オープン階段とは？

 

オープン階段、またはその他の呼び名としては「ストリップ階段」や「スケルトン階段」とも称されますが、特徴はその開放的な構造にあります。
一般的な階段に見られる蹴込み板がなく、空間が見通せるよう設計されています。

 

1:特徴とデザイン

 

オープン階段は主に、ささら桁と呼ばれるフレームと段板のみで構成されています。
この構造により、視覚的にも空間が広がり、圧迫感が軽減されます。

 

2:素材の多様性

 

使用される素材には、木製、スチール、アルミなどがあり、場所や好みに応じて選べるため、デザインの自由度が高いです。
リビングや玄関など、公共的なスペースに設置することが多いです。

 

3:カスタマイズ可能性

 

オープン階段はカスタマイズが容易で、自宅のデザインに合わせやすいといった利点があります。
例えば、段板の素材を変更するだけでも、全体の雰囲気が大きく変わります。

□オープン階段のメリットとは？

 

 

1:圧迫感がなく開放的な空間

 

オープン階段の最も大きな特徴は、その開放感です。
蹴込み板（階段の背面を覆う板）がないことから、空間が途切れることなく繋がり、より広い視覚的効果を生み出します。
これにより、特に面積が限られた住宅でも空間を広く感じられます。

 

2:自然光の導入を促進

 

オープン階段は、建物内の光の流れを妨げません。
蹴込み板がないため、光が階段を通じて自由に移動し、上階や下階へと自然光を届けられます。
これは、特に光が少ない中庭や内部の部屋においても、より多くの光を取り入れられるため、照明コストの削減にも繋がります。
また、自然光は人々の心理的、物理的健康に好影響を与えることが知られています。

 

3:空間利用の自由度が増す

 

オープン階段は設置場所の自由度が高く、デザインにおいて多様な可能性があります。
壁に囲まれず、空間の中央に設置することも可能であり、その結果として様々な間取りや家具の配置が実現可能です。
この柔軟性は、特にカスタムビルドの住宅や、特殊な空間要求がある場所での使用に最適です。
さらに、オープン階段は視覚的にもアート作品のように空間を彩る要素となり得るため、インテリアデザインの一環としても非常に有効です。

 

4:様々な素材との組合せが可能

 

オープン階段は木、金属、ガラスなど、様々な素材で製作可能です。
これにより、他の家具や室内装飾との調和を図りやすく、デザインの統一感を出せます。
また、素材によって異なるテクスチャーや色の使用が可能であり、それぞれの素材が持つ独特の特性を活かしたデザインが楽しめます。

□まとめ

 

今回は、オープン階段のメリットについて解説しました。
オープン階段は、その開放感やデザインの美しさで多くの住宅デザインに採用されています。
また、機能的にも多くのメリットがあり、特に自然光を重視する住宅設計において有効です。
オープン階段を検討している方は、ぜひ参考にしてください。